【グラブル】初心者向け!グラブルのダメージ計算の仕組みを理解しよう!

こんにちは。

 

私は以前に、マグナ編成の考え方や、ダメージ計算式について解説した記事を書きました。

しかしそれらの記事はグラブルをある程度理解した人向けのもので、非常に不親切でわかりづらい記事になっていました。

 

今回は、その内容を改めて書き直し、全くの初心者でもわかるようにします。

解説することが非常に多いので、大変長い記事となっていますが、お付き合いくだされば幸いです。

 

 

はじめに:この記事で解説すること

この記事で解説することは、主に次の3つです。

  • 武器のスキルのうち、攻刃など、攻撃力を上げる代表的なもの
  • 召喚石の加護効果のうち、攻撃力に関わる代表的なもの
  • 戦闘中にかかるバフによる攻撃力上昇

本記事で解説することをすべて網羅した式は、次のようになります。

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一見とてもややこしそうに見えますが、いくつかの要素に分けて考えると、理解するのはそれほど難しくありません。

本記事を読み終わる頃には、この計算式をしっかり理解しているはずです。

これを理解していると、自分の編成を考える上で非常に便利ですので、是非この機会にマスターしてしまいましょう。

それでは、武器のスキルから順にみていきましょう。

 

武器のスキル「攻刃」について

武器には、様々なスキルがついています。

スキルの中でも特に重要なのは、攻撃力を上げるスキルです。

攻撃力を上げるスキルの中でもっとも代表的なものは「攻刃」(こうじん)です。

攻刃スキルは大きく3種類にわかれます。

それぞれについてご紹介します。

 

方陣攻刃

方陣攻刃は、毎日3回ずつ挑戦できるマルチバトルである「島H」や「マグナ」などからドロップする武器についているものです。

方陣攻刃スキルを表すマークは、次のようなものです。

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左上の「M」が方陣スキルであることを表し、右下の剣のマークが攻刃スキルであることを表します。

このスキルがついた武器は、現在のところ全て無課金で手に入ります。

誰でも努力次第で集めることができる武器なので、多くの人は最初にこのスキルがついた武器を主体にした編成を目指すことになります。

 

通常攻刃

通常攻刃は、ガチャから排出される武器や、イベントで手に入る武器についています。

通常攻刃スキルを表すマークは、次のようなものです。

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方陣攻刃と違い、マークの左上には何も表示がありません。

通常攻刃がついた武器の中で最も強力なものは、ガチャから排出されるリミテッドシリーズですが、それらは運よく引くか、沢山ガチャを回さないと入手できません。

無課金で手に入り、かつ通常攻刃スキルのついた武器の中で代表的なものは、古戦場で手に入る「天星器」です。

天星器は、好きな武器種を好きな属性で用意することができますので、編成に入れる通常攻刃武器としてよく採用されます。 

 

EX攻刃

EX攻刃は、主にイベントで入手できる武器についています。

EX攻刃スキルを表すマークは、次のようなものです。

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名前の通り、左上には「EX」の文字があります。

EX攻刃は、方陣攻刃や通常攻刃と違い、スキル名に「攻刃」の文字がついていません。

そのため、このスキルのマークでEX攻刃かどうかを判断する必要があります。

 EX攻刃スキルのついた武器の中で現状最強のものは六道武器(りくどうぶき)です。

六道武器は、「ゼノ」の名を冠したボスと戦う「撃滅戦」で手に入ります。

このイベントは難易度が高く上級者向けですが、六道武器は無凸でも十分に強力なので、初心者の方もイベントが開催された時には1本取得を狙ってみるとよいでしょう。

また、火、水、土、風の4属性に限り、無課金でいつでも手に入るEX攻刃付きの武器として「ローズシリーズ」と呼ばれるものもあります(ただし、ランク101以上にならないと入手できません)。

 

3つの攻刃とダメージの関係

ここまでで3種類の攻刃を紹介しました。

どれも攻撃力を上げるものと言いましたが、これらのスキルによって攻撃力が上がる時、その計算式は次のようになります。

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各四角の中は全て加算だとお考え下さい。

例えば、「方陣攻刃」スキルにより10%攻撃力が上がる武器を2本装備していた場合、「方陣攻刃」の部分は「20%」(つまり攻撃力は1.2倍)となります。

一方で、異なる種類の攻刃は乗算となります。

これが何を意味するのか、次の2つの例を用いて説明します。

  1. 方陣攻刃(効果量10%)の武器を4本装備
  2. 方陣攻刃と通常攻刃(効果量はどちらも10%)の武器を2本ずつ装備

どちらの場合も、1本で見ると効果量が同じ攻刃スキルの武器を4本装備したことに変わりありません。

しかし、ダメージには差が生じます。

実際に式に当てはめて計算してみましょう。

なお、攻刃などを適用する前の「攻撃力」は仮に1000であるとします。

 

 公式:

  攻撃力 x 方陣攻刃 × 通常攻刃 × EX攻刃

 例1の場合:

  1000 × 1.40 × 1.00 × 1.00 = 1400

 例2の場合:

  1000 × 1.20 × 1.20 × 1.00 = 1440

 

この通り、例2の方が攻撃力が高くなることが分かります。

以上より言えることは、同じ種類の攻刃スキルだけを上げるよりも、3種類すべての攻刃スキルの武器をバランスよく編成したほうが攻撃力が伸びるということです。

これは攻撃力を上げる上でとても大切なことなので必ず覚えておきましょう。

またこのように、「加算」よりも「乗算」の方が攻撃力が上がりやすいという数学的な性質は、ここ以外でも重要になる要素なので、常に意識しておきましょう。

 

召喚石の加護効果による攻撃力上昇

マグナ石加護

マグナ石加護とは、「マグナ星晶獣」からドロップする「〇〇〇〇・マグナ」というSSRの召喚石の加護です。

例として、水属性のリヴァイアサン・マグナの加護効果を見てみましょう。

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「海神方陣」とは、水属性の方陣スキルです。水属性の方陣攻刃は「海神方陣・攻刃」なので、この加護の効果を受けます。

つまり、マグナ召喚石をメイン召喚石として設定している場合、対応する属性の方陣攻刃スキルの効果量が上昇します(画像の例の場合は100%UPし、倍となります)。

先ほどの攻撃力計算の式にこのことを書き加えてみましょう。

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マグナ召喚石をメイン召喚石として設定し、方陣攻刃スキルを多めに編成に組み込むことで、攻撃力の大幅な上昇が見込めます。

これを最大限に活用した編成のことを通称「マグナ編成」と呼びます。

編成の要となる武器や召喚石が全て無課金で手に入るため、多くの人がこの編成を目指すことになります。

 

神石加護

方陣攻刃の効果量を上げる加護があるのと同様に、通常攻刃の効果量を上げる加護も存在します。

それが神石シリーズと呼ばれるものです。

しかしこれらの召喚石はガチャから排出されるもので、しかもサプチケによる交換ができません。

そのため、非常に入手が困難な召喚石です。

土属性の神石であるティターンの画像を掲載します。

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土属性の通常攻刃は、名称が「土の攻刃」「大地の攻刃」「地裂の攻刃」という名称なので、これらのスキルの効果量を上げる加護効果となっています。

この召喚石の加護効果を攻撃力計算の式に書き加えると、次のようになります。

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神石加護を主体とした編成には、次のような特徴があります。

  • 通常攻刃と合わせて、有用なスキルがもう一つ付いている武器が多い
  • 加護効果の効果量が3凸時点で120%とマグナ石加護より優秀
  • 主力となる武器の入手が難しい(ガチャや特定のイベントから入手)

以上のことから、マグナ編成よりも強力な編成を作ることができる反面、編成を作る難易度はマグナ編成よりとても高くなっています。

上級者向けの編成なので、マグナ編成を作らずにいきなりこの編成を作るのは止めておいた方がいいでしょう。

 

属性攻撃力UP加護

方陣攻刃にかかる加護」「通常攻刃にかかる加護」とくると、次は「EX攻刃にかかる加護」が来ると多くの方が予想しておられることでしょう。

しかし、EX攻刃にかかる加護は存在しません(例外的に、一部のEX攻刃にかかる加護はありますが、全く使い物にならないためここでは紹介しません)。

次に紹介するのは、「属性攻撃力UP加護」の召喚石です。

例として、カジノで無課金で手に入る「アナト」を紹介しましょう。

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属性攻撃力UP加護の効果の説明はこのように非常にわかりやすいです。

さて、ここで問題です。

このアナトの80%はどこにかかるでしょう・・・?

答えは、次の通りです。

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なんと、属性攻撃力UP加護は、攻刃スキルとは全く別に効果量が直接乗算されます。

前述した二つの加護が「スキルの効果量を高める」のに対し、属性攻撃力UP加護は「攻撃力を直接高める」のです。

武器がそろっていないうちから効果を存分に発揮しますので、初心者にとってとても有難い石であり、また上級者になってからもずっとお世話になる石です。

先ほど無課金で手に入る「アナト」を紹介しましたが、属性攻撃力UP石のうち最も効果量が高いものはガチャから排出されるもので、しかもこれらも神石と同様にサプチケなどでの交換ができません。

運よくガチャから引いた時は、ガッツポーズしましょう。

 

キャラ攻撃力UP加護

続いて紹介するのは、「キャラ攻撃力UP加護」です。

初心者の方が「属性攻撃力UP加護」と混同してしまいがちなのですが、計算式の上では全く別の扱いとなるので注意が必要です。

キャラ攻撃力UP加護の召喚石を一つご紹介します。

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これは、日替わりで挑戦できるエクストラクエスト「コロゥ討滅戦」から入手できる召喚石です。

加護効果の説明文に「キャラ攻撃UP」という文字があるのがわかります。

基本的にキャラ攻撃力UP加護の召喚石の説明分にはこのように「キャラ攻撃UP」と明記されていますが、SSR召喚石「ジ・オーダー・グランデ」のみ、「キャラ」の文字が明記されていないので注意が必要です。

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キャラ攻撃力UP加護の効果を式に書き加えると、次のようになります。

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このように、通常攻刃に加算されます。

ただし、通常攻刃とは違い、その効果量に神石加護の補正がかからないことに注意しましょう。

現在、この加護効果を主軸とした編成は日の目を見ることがありません。

属性攻撃力UP加護と同様に、攻撃力に直接かかるタイプの加護なので、初心者のうちは使えることもありますが、武器がそろい始めると全く使わなくなります。

ただし、今後の環境変化によってこの加護効果の評価が見直されることもあるかもしれません。

仮にキャラ攻撃力UP加護に頼った編成を作るとすれば、通常攻刃は少なめか、あるいは無しにした方が攻撃力が伸びやすいことを覚えておきましょう。

そのため、キャラ攻撃力UP石と神石は相性が最悪です。

 

背水と渾身

上級者の人たちはよく「背水」や「渾身」というスキルについて話をしています。

これらのスキルも攻刃と同様に攻撃力を上昇させますが、その効果量がHPの割合によって変化します。

「背水」はHPが少ないほど攻撃力をUPさせるスキルで、「渾身」はHPが多いほど攻撃力をUPさせるスキルです。

背水と渾身は、方陣攻刃と通常攻刃に相当するものがそれぞれ存在します。

特筆すべきは、その効果のかかり方です。

式に当てはめると次のようになります。

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ご覧の通り、背水と渾身は、攻刃とは別に乗算され、更にマグナ石や神石の加護を受けます。

上級者になってくると、攻刃、背水、渾身のスキルを組み合わせて、HPの割合を調整しながら戦うようになります。

HPの割合を上手く操りながら戦うのは難しいですが、上手く運用できると凄まじい攻撃力を出すことが可能です。

また武器の中には、「攻刃」スキルに加えて、第二スキルとして「背水」スキルや「渾身」スキルがついているものがあります。

例えば、方陣攻刃と方陣背水が両方ついた武器の例として、「ティアマトボルト・マグナ」や「セレストクロ―・マグナ」があります。

このような武器は、2つのスキルの効果量が乗算されるので非常に強力です。

 

バハムートウェポン・オメガウェポンのスキル

ショップの特殊武器作成で作成できる武器の中には、バハムートウェポンとオメガウェポンと呼ばれるものがあります。

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これらの武器にも攻撃力を上昇させるスキルがついています。

それはかなりユニークなもので、特定の種族や得意武器のキャラの攻撃力を上昇させるものです。

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これらのスキルの効果量を式に書き加えると、次のようになります。

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このように、通常攻刃に加算されますが、神石加護を受けないという特徴があります。

「キャラ攻撃力UP加護」と同じ扱いですね。

これらの特殊武器のスキルは、神石加護のかからない通常攻刃として扱うことができるので、マグナ編成においては通常攻刃と考えてもほぼ差し支えありません。

 

戦闘中のバフ

ここまでで、武器のスキルや、召喚石の加護効果についてお話しました。

続いては、バトル中のアビリティや召喚石の召喚などによって得られる攻撃力のUPについてみていきましょう。

バフには枠という概念が存在し、「攻刃枠」「属性攻撃力UP(属性枠)」「別枠」に大別されます。

どのバフがどの枠に属するのかはゲーム内では判断しづらい部分もありますので、よく使うキャラはwikiなどで調べてバフがどの枠に属するのかを把握しておくことが大切です。

 

攻刃枠バフ

攻刃枠バフは、通常攻刃の効果量に加算されるバフです。

式では、次の位置に入ります。

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赤い剣のマーク()のバフの多くがこの枠に分類されます。

主人公が使うレイジもこの枠に属するバフです。

効果がかかる位置から、マグナ編成では効果がダメージに大きく表れ、逆に神石編成ではあまり大きく表れないことがわかります。

 

属性攻撃力UPバフ

属性攻撃力UPバフは、属性攻撃力UP加護に加算されるバフです。

式に書き加えると次のようになります。

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アイコンは、6属性それぞれの色に剣マークと上向きの矢印がついたものです。

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最も代表的な属性攻撃力UP効果は、召喚石「カーバンクル」の召喚効果によるものです。

上級者になると、メイン召喚石とサポート召喚石の両方をマグナ石加護や神石加護にする場合があります。

その場合、属性攻撃力UP加護の代わりにこのバフをかけることで、攻撃力を飛躍的に伸ばすことができます。

 

別枠バフ

「別枠バフ」とは、スキルや召喚石の加護とは別に、効果が乗算されるバフです。

式に加えると、次のようになります。

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「ストレングス」や「逆境」も別枠バフとして考えて良いです。

これらのバフは、いかなる編成においても非常に強力です。

さらに、複数かかっていても加算ではなく全て乗算されるという特徴があります。

以上のことから、別枠バフを持ったキャラは非常に貴重で強力であるということを覚えておきましょう。

 

弱点補正について

最後に、弱点補正について紹介しておきます。

弱点補正とは、敵と味方の属性の関係によってかかるものです。

有利属性だと1.5、不利属性だと0.75、それ以外(非有利属性)だと1.0となります。

この値は、実は属性攻撃力UP加護に加算して計算されます。

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つまり、不利属性の相手に対して、25%の属性攻撃力UP加護または属性攻撃力UPをかけて戦うと、不利属性の補正が打ち消されるということになります。

言い換えると、不利属性や非有利属性であっても、属性攻撃力を補ってやることで、十分に戦える攻撃力が見込めるということです。

 

おわりに

最後に、改めて完成形の式を見てみましょう。

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一つ一つ解説してきましたので、最初に見た時と比べるとなんとなく読めるようになった気がしませんか?

ダメージ計算の仕組みについてざっくりと理解しておけば、グラブルをもっともっと楽しめるようになります。

今は全てを理解できなくても構いません、遊びながら一つ一つ覚えていくと良いでしょう。

 

ちなみに、実際のダメージ計算の仕組みは非常に複雑で、この式でもかなり簡略化してあります。

更に詳しいダメージ計算の仕組みについて知りたい方は、wikiに載っているので見てみてください。

この記事のことを理解していれば、複雑な計算式も自力で読み解けるようになっているはずです。

システム仕様関連 - グランブルーファンタジー(グラブル)攻略wiki

 

以上、ダメージ計算についての解説でした。